FOAS furniture 店主 大橋史人が毎春に参加している『森の展示室』。
わち山野草の森を会場に毎年30組前後の作家が春を迎え芽吹き始めた森と呼応するような作品をつくります。
その11年を迎える活動の軌跡が一冊の本となり、リリースされました。
出展作家ごとにアプローチが異なるが、森に対してどう向き合うのか?について興味深い言葉を見ることができる本作品集。
過去11年に及び開催された中からピックアップされた作家と作品の数々を覗き見ることができます。
森の展示室の初代主催者であり、現在も大きな影響を与え続けているハタノワタルさんが投げかける質問に対して、作家ひとりひとりが答えていくやり取りを見るだけでも、このイベントの奥深さがあちこちに散りばめられていると言えるでしょう。
B5変形版で手に持ちやすいサイズ、片手に持って森や公園など心地よい場所に持っていって読んで欲しい一冊です。
ギャラリーでも美術館でもない。「森」の中に展示する
京都府京丹波町にある、わち山野草の森で2014年から開催してきた、野外アート展「森の展示室」で展示した作品の中から、ハタノワタルと各クリエイターの言葉と共に紹介する作品集。真っ白なギャラリーではない、「森」という予測不可能な中で作り手は森と関わり、好きな場所を見つけて展示し、作品は森の一部となって存在する。また作品を見るために「森」に訪れる側の意識も森の時間に溶けていく。クリエイターが何を思い、何に向きあい作品を作ってきたのか――。
アートが好きな方、クリエイターを目指す方にもおすすめしたい作品集。
書籍情報
『森の展示室』
執 筆
ハタノワタル、作り手たち
(能勢貴臣、アリサト工房、鈴木隆、荒川尚也、大橋史人、太田良子、萩原桂子、加藤直樹、チプラスタヂオ、谷口聡子、中澤大輔、m o i.t o i.、 大森梨紗子、相良育弥、アキフミキング、木村亜津、津久井珠美、石黒幹朗)
山田義法(わち山野草の森園長)
イラスト ハタノワタル
デザイン 島谷美紗子
編 集 佐藤和佳子
発 行 元 大垣書店